「選べる」ということ

国際理解教育というものを調べているうちに「貧困とは何か」という言葉に行き当たりました。感覚ではわかっているようでその定義を説明しろ、と言われると言葉に詰まります…。

様々な文献の中で、私にとって初めての言葉と出会いました。「貧困とは所得だけでなく、選択と自己決定ができない」状態をも指すのだ、と。

「選択肢がない」とはどういうことなのか。必要な時に病院へ行けない。学校に行けない。就きたい職業に就けない、など。更に、人種・性別・階層などの差別によって生み出される社会的弱者は、自分の努力とは無関係に貧困に陥りやすいという事実。

 

我々日本に生まれ育った人間にとって「自分で決めて選ぶ権利がない」ということは感覚として理解し難いと思います。もちろん貧困は日本にもあります。苦しい生活状況を強いられている方々に対して政治がどう解決できるのか、大変重要な課題です。ただ先に挙げたいわゆる貧困国では、行政サービスはおろか、国からの支援さえ一切ない状況で、3秒に1人の割合で5歳以下の子どもが命を失っていると言われています。

この事実に我々は何をすべきなのでしょうか。日本が、或いは目の前の生活が抱える多くの困難の解決も大切です。でも、それと同じくらいに目を背けてはならないことではないかと強く感じました。

 

市議会は終盤に入りました。今週までの各委員会を終え、来週から本会議が始まります。15日が最終日です。ぜひネット中継を含め議会の様子をご覧頂ければと思います。