だいすけ日記

- Daisuke’s diary -

「安心・安全」とは

■事案
**立川市内にある、いわゆる地域会館の中で変質者(下半身露出)が発生。この施設は、会館機能の他に、図書館、児童館がある複合型施設で、すぐ隣には高齢者施設と住居が続いています。事件は、1回目が会館外で体を触られるもので、2回目が会館内にある図書館の中で起きた先の変質者。いずれも子ども達が被害に遭い警察も介入するものでした。**

さて、本題です。
もちろん事件そのものも大きな問題なのですが、それ以上に大きな問題は、私が問い合わせるまで【事件のことを会館の責任者が知らなかった】ということです。これには驚きました。防犯もへったくれもありません。
私が事件を知ったのは会館がある地元の自治会の方からの「会館に防犯カメラをつけられないか」という相談でした。ちなみに既にこの時点で2回目の事件発生から1か月ほど経過しています。

問題点を整理すると、
(1)事件があったことが現場から上司、部内に伝達されていない。
(2)事件を知った後も含め、地域や議会への注意喚起、報告がない。
(3)防犯カメラなど物理的な防犯設備がない。
更に、事件発生から半年、私が通告してから1か月半、未だに具体的なアクションは一切取られておらず、事件内容の調査すら行われていません(2/27現在)。
明らかに危機感が不足しています。

このことを一般質問で取り上げました。質問の主旨は、
・事件事故が発生した際の情報共有体制の見直し、構築(危機管理体制の見直し)
・防犯カメラ等、防犯対策を統括する部署の設置(現在は、担当課が各々の管理施設をバラバラに管理している)
・立川市として、市全体の防犯対策方針の策定(バラバラの管理だから方針が立てられない)

単にカメラを付けろという話しではありません。というか、そのもっと前の問題です。
現状では「その事件、うちの管理している施設じゃないのでわかりません…」という状況であり、既に「安心安全」は成り立っておらず、加えて、市民(利用者)にとっては、安全であり安心して利用できる施設が欲しいのであり、誰が管理しているかは問題ではありません。

安全だと思って送り出した公共施設内で事件に遭遇したというだけでもショックなのに、そのことを誰も知らない、そして対応しようともしていない状況で良いはずがありません。
私にも息子、娘×2がいます。行政の皆さんには、「あなたの子どもや孫が事件に遭っても、同じことが言えますか?」と問いたい。そんな思いです。

事件事故を完璧に防ぐことは難しいかも知れません。しかし、起きた後の対処は行政も責任をもってあたるべきです。

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