統計調査と市の実態~意外と軽いのね編

ご覧くださりありがとうございます。
(東京都)立川市議会議員 伊藤大輔です。

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・統計調査って意外といい加減!?
・調査はアンケート頼み
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早速調べました。

国は、およそ5年に1度のペースで様々な分野の「統計調査」なるものを行います。「国勢調査」は聞いたことがあると思いますが、その他にも、経済、農林業、漁業、土地など様々な分野で行われています。
その中の農林業センサス(統計資料)や東京都農業委員会などの資料を調べましたが、「都内ランキング」に立川のレタスは出てきません。
市の担当課へ聞くと、立川で(大規模で)レタスを作っているということ自体把握していない。との回答。
でも、私は実際に自分の手で収穫したのだから間違いない。
そこで立川市が把握しているレタスの年間収穫量を調べると、約62トン/年。しかし私の実態調査では少なくとも110トン/年は存在します。

この差はなぜ起きるのか。調査方法を調べました。

■調査はアンケート頼み
今回調べた農業に関する統計調査を例にします。
調査員という人がアンケートを持って農家を訪問しアンケートの依頼をします。その後、アンケートは一旦市で集めますが封を開けることなく都に送られて終了。
立川市は、何軒アンケートに回答したのか、期日までに送り返されたのか、記載内容がどうであったのか、など一切関知しないということが分りました。
なので、例えば、体調を崩していて回答期日を過ぎてしまった…という方が居たら、その分はゼロカウントということです。

国や都が公式に発表しているデータなので、もっと精密で重みのあるものかと思っていたら、意外といい加減な集計方法に驚きました。

「別にそんなのどうでもいいじゃん」

という声も聞こえて来そうですが、そうでもないんです。
なぜなら国や都が公表している統計結果は、市区町村が政策をつくったり、計画を立てる時の根拠として活用していることが多いからです。皆さんの自治体が出している〇〇計画を見てみてください。計画書の前段に掲載しているデータに「出典 〇〇統計調査」となっている物があると思います。
そして、そこで作られた政策は、そのまま市民サービスとして実施されていきます。

議会にて
私「東京都に返送された回答数が何軒だったのか。その内容が立川市の実情と合っているのか。自分の市のことなんだから、何らかの形で関与すべきではないか」
市「市は回答数などは知らないので、そういう意見が議会からあったことを踏まえ東京都とも話をする」

という、他人事のような認識。

「立川の農業を応援する!」と謳っている立川市が、自分のまちで何がどれだけ作られているのかを誰も知らないという事実を目の当たりにして、焦りとショックが入り混じった気持ちでした。