統計調査と町の実態~現場の大切さ編

ご覧くださりありがとうございます。
(東京都)立川市議会議員 伊藤大輔です。

***ポイント************************
・現場でしか見えないもの
・統計資料と私たちの生活
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もし、自分が住んでいる自治体から「アンケートの依頼」が来たとします。何ページにもわたり、回答するために調べなくてはならい項目が多くあり、回答期日まで数日しかない。更に中身も自分の関心事から外れている。
もちろんこうした状況でも必死に協力くださる方もいらっしゃいますが、「面倒くせーなー」となる方もいると思います。全国的な経済団体の会議で「省庁からのアンケートが負担」との回答が一定数あったとニュースで見ました。「統計調査は大切」というのは役所の事情。「何のために回答するの?」を理解してもらう努力って、大切だと思います。だって答える人も忙しいんだもの。仕事で毎日ヘトヘトなところに、初めて会う役人や調査員から、アンケート用紙を渡されて「よろしく」と言われてもねぇ…

■現場しか見えないもの
今回、実際に作られている作物と市が公表しているデータの違いを指摘すると、市の担当者が面白いことを言いました。「伊藤さんはたまたまその畑に行ったから知ったんですよね」(私の指摘を批判したかったのか、しょーがねーだろ と言いたかったのか、意図は分かりませんが)と。

そう、その通り。
たまたまそこに行ったから知ったんです。私がそこに居たのは、たかだか1か月半くらいのことで、たまたま紹介されて訪ねて実態を知った。ついでに言えば、行き帰りの途中で近隣の農家さんと話しただけで、どうも他にも都内1位の野菜があるようだ、とい
役所は何十年もそれをやっているのに知らなかった。
なぜか。

現場に行ってないから。

だって、ちょっと歩けば、広大な農地に相当数のレタスが並んでいるのは誰でも分かるのですから。
会社で営業をされている方ならお分かりだと思います。机に座っているだけでは情報や仕事は取れません。

農業に限らずですが、行政内において現場に行って人間関係をつくる機会が希薄になっていきていると聞きます。それを解決するには職員の努力云々ではなく、外に行ける職場環境と業務量と職員数のバランスを真剣に考えなくてはなりません。
その上で、現場との信頼関係を築いて賛同者を増やせれば、きっと今よりもっと多くの事業をスピーディーに正確に実行することができるはずです。現場を知ることは、行政自身にとっても大きなメリットがあると考えています。

■統計資料と私たちの生活
今回の投稿は、数字の間違いを取り上げることが目的ではありません。
別項でも述べたとおり、統計資料は市がつくる様々な計画や施策の根拠として用いられています。ですから、正確なデータを扱うことは私たちの生活(行政サービス)にも関係してきます。
自分のまちに1番があるというのは、市民にとって誇らしいことです。私はウドの存在を知った時、子どもながらに嬉しかったことを覚えています。立川市立学校で行っている「市民科」では、農業をふくめ、市の実態を学びながら「地域愛」を育むことを目指しています。自分のまちに誇らしいと思えるものが一つでも増えることは、計り知れない効果があります。

「国や都がやらないから」ではなく、自分事として主体的に取り組む姿勢と努力、取り組める組織としての体制づくりが必要です。
立川に眠っている価値や才能を存分に発揮できる体制づくりを目指します。