【教育と福祉と当事者たちの情報共有】
<しっかりと情報共有し適切なサポートができなければ子どもが辛い。担当者の負担軽減、情報共有の弊害をなくす。これが子どもたちのストレスを減らすことにも繋がる。だから担当者のことも考える。それが伊藤大輔>
教育と福祉の大きな問題点は情報の伝達と共有が驚くほどできていないところです。この人に言ったことが、こっちの人には伝わっていない。そのことによる弊害やしわ寄せが子どもたちにきてしまっています。 介助員がどれだけその子の情報を持っているか、いつもの介助員が来られない日に代理で来た介助員に情報伝達がされているか。クラス替えで先生が代わった、また同じ話を代わった先生に話さなければならない。しっかりと情報共有し適切なサポートができなければ、子どもが辛いですね。 車いすの子は座り方ひとつで動き方が変わると言われていますし、障碍を持つ子にしても、ここまではできるけどこれは手伝ってあげないとできないことを把握していなければ、スムーズにもいきません。 例えば、体育着から着替える際に、遅くなれば次の授業等に支障をきたし、子どもも辛いし、周りも影響が出てしまう。これを個人に責任を求めることなのだろうか? ならば堅く着づらいYシャツではなくて、着やすいポロシャツではいけないのだろうか。 そのような問題点を未然に防ぎ、円滑にするために、2018年4月から情報伝達・情報共有を行うための協議会が起ちあがりました。社会福祉協議会、介助員、教員、親らが入った協議会です。担当者の負担軽減、情報共有の弊害をなくす。これが子どもたちのストレスを減らすことにも繋がります。