だいすけ日記

- Daisuke’s diary -

立川版 こども庁創設のために~その2

ポイント*
・「行政の縦割り」の実態
・調査でわかったこと


■「行政の縦割り」の実態
「行政の縦割り」は、もう何十年も言われ続けています。何十年も。しかし、どこで、どのくらい、どのように縦割りになっているのかを説明するのは困難です。ややもすると「やる気がない」「お役所仕事」と職員個人に問題が集約されてしまう傾向があります。
問題はどこにあるのか。なぜ縦割りが変わらないのか。という、一見「今更」と思われる疑問を明らかにしたいと思い、立川市の現状を調査し縦割り状況を数値化しました。

調査内容・方法
子育てに関連する窓口において、担当課以外の相談が来た時にどういう対応をしているか、を次の項目で聞き取り。
○ポジティブ回答(表のピンク箇所)
会話の中で必要と思えば他部署の制度であってもこちら側から紹介する
○ネガティブ回答
・聞かれれば答える
・対応はしていないが資料はある
・資料もなく対応もしていない

調査対象
1)「子育て応援ブック Hiチーズ」に掲載されている70の事業
2)1)のいずれかの事業に関わっている9つの課(9課の相互連携状況を調査)


※調査結果をまとめた資料。項目が多くココでは表示し切れないのでイメージとしてご覧ください。

■調査でわかったこと
聞き取りを行った結果、9課の中で「必要と思えばこちらから提案する」と答えたポジティブ回答は約2割に留まりました。その他8割はネガティブ回答で、更にそのうちの8割近くは「資料も対応もない」という状況であることがわかりました。

ここから客観的にわかることは、
「聞かれなければ答えない、が通例となっているので他部署の情報を持っていない窓口が大半のため、聞かれた時の対応は職員個人に依拠している面が大きい」
つまり、
「たまたま辿り着いた窓口、たまたま担当した職員の経験や知識によって提供される情報に違いが出る、又は情報自体を得られない可能性がある」
ということです。

公平、平等、正確に情報を提供するのは行政の責任です。改めなければなりません。
では、何をどう改めれば良いのか。次に続きます…

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