【子どもの貧困問題】
<貧困の子どもにも教育の機会とチャンスを平等に与えられる環境をつくる伊藤大輔>
7人に1人といわれる貧困。貧困の子どもたちは勉強ができない環境にいます。宿題を見てくれる親がいない。塾にも行けない。そういう子どもの学力を支えていくために、立川市は認定NPO法人育て上げネットに委託して無料学習塾を開きました。貧困の子どもたちにも教育の機会、生まれた家庭の環境に左右されることなく、挑戦する機会は平等であるべきです。 世界的なデータで明らかになっていることですが、貧困家庭で育った子どもたちが大人になった時に、税金を受け取る側になってしまうケースが圧倒的に多いとされています。子どもの時の教育がいかに大切かを示すデータです。例え貧困であったとしても、大人になったら立派になり、むしろ税金を払う側の人になってもらいたい。 では何が出来るか。貧困の子どもたちはスタート時点で10メートルも20メートルも後ろからスタートしているわけです。私たちが関われるのは途中からですが、途中からでも一気にここまで来られるという仕組みづくり。教育の機会とチャンスを平等に与えられる環境づくりですね。