私の政策の柱「教育と福祉をつなげる」の中で、長年に渡り取り組んで来た「移動支援を通学に適用させる」ことが一歩動き出しました。
今回の通学適用への検討開始は、国の制度範囲を超え、立川市独自で行う意思を持ったという意味でも大きな意義があると思っています。
でもこれはまだ一歩。今回の改訂では、特別支援【学校】への通学適用が対象内容であって、市立小中学校にある特別支援【学級】への通学は対象外です。少なくとも、義務教育において、保護者が送迎できないと学校にも行けない、学校を休むか仕事を休むかの選択肢しか残されていないという状況は解消されるべきです。
市独自で行うには越えなければならない課題がたくさんありますが、10年前には議論にすらならなかったことが今こうして実現している訳ですから、これからも諦めず前向きに取り組んでいきたいと思います。
「移動支援」…障害があり移動する(出かける)ことに手助けが必要な人に対して支援する厚労省(福祉)の制度。しかし、制度利用は通学(教育)への利用が認められていません。保護者が送迎をするか、有料サービスを利用する。経済的に厳しく保護者が送迎できなければ学校に行くことさえできない、つまり学校を休むか仕事を休むかの選択肢しか無い、という問題があり、障害者団体の皆さんからも継続して通学への利用拡大を求める声が上がっています。