2019年に生まれた子どもの数が86万4,000人になるとの厚労省発表がありました。
90万人を割るのは1899年の統計開始以来、はじめてのことなのだそう。
国家の危機だと憂慮しています。
子どもを産まない、産めない事情にはたくさんの理由があります。過去に炎上した政治家がいましたが、個人を責めるなんていうのは全くの愚行。
政治の責任として、子育て、教育、仕事、両親の介護など、あらゆる視点から見直す必要があると思います。
それとは別に、子どもを持つとどうなるか、という漠然とした見えない不安を解決してあげることも必要なのかなと思っています。
私も、長男を授かったとき、嬉しさの反面、お金や仕事という具体的なことの前に、自分が人の人生背負えるのか…という漠然とした不安にかられたことを覚えています。
誰もが初めて子どもを持つときは不安で一杯です。
でも幸いなことに、私の周りには「全力で応援してるよ」と言ってくれる人達がいました。両親であり、兄弟であり、ご近所であり。
そのお陰で、なんとかかんとか今日までやって来られたのだと思います。そして今は3人の子どもに恵まれ、子ども達からたくさんの幸せを貰っています。
兵庫県明石市では、子育て世代の人口が増えていることに加え、出生率も増加しています。
「子どもを核にしたまちづくり」を標榜し、まち全体で応援してるよ、という強いメッセージを発信している明石市。
もちろん、そこには保育園や学校教育など、具体的な施策がありますが、「子どもを産んでも大丈夫かも」と思える要素、つまり細かなことの前に漠然とした不安を取り除いてくれる環境が明石市全体にあることも、出生率が増加している要因だと考えます。
私は、産んで良かった。産むことができるなら産んでみたい。そして、生まれて来てよかった。と思える社会をつくるために、全力で働きたいと思います。