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・きっかけは学生からの声でした
・実情に合わない公園ルールがわんさか
・視点と使い方を変えれば場所はつくれる
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「ボールで遊べる公園がほしい」。以前から多くの声を頂いている課題の一つです。しかし、実情は変わりません。理由は主に、近所迷惑、利用者同士のトラブル、怪我をしたら…などです。
■きっかけは、学生からの声でした。
地元にバスケットボールができる公園があるのですが「冬期間は16時に閉門なので、学校から帰ってくると遊べない」と教えてくれました。
調べてみると、なるほど冬期間と夏期間で開場時間に違いがあることが分りました。
■実情に合わない公園ルールがわんさか
そこで、全市の公園やグラウンドを調査。すると、実情に合わないルールがわんさかあることがわかりました。
(屋外体育施設の利用時間等をまとめた資料はこちらからご覧ください 屋外施設の閉場期間)
主な問題点は次の通りです。
■季節による時間や閉場期間の設定がバラバラ(閉場期間が0~4か月)
■ナイター設備があるのに冬時間があり夕方から使えない所がある(ナイター設備は暗くても使える為にあるものなのに)
■団体予約利用のみに開放しており、予約がない時でも個人利用はできない(場所によっては施錠する所もある)
■朝が9時や10時から、夏の閉場が17時までなど、実情に合っていない。
行政とのやり取りを通して感じたことは、それぞれの施設が出来た時にそれぞれでルール決めをしたためにこうした状況が生まれたのではないかということです。
そこで、
1,できる限り利用できる時間を長くつくること(閉場期間の必要性見直しも含めて)
2,予約がない時は、積極的に個人開放をして、おもいっきりボールで遊べる場にすること
を提起しました。
■視点と使い方を変えれば場所はつくれる
住宅街にある比較的小さな公園で野球をする、となると確かに限界があるのも事実です。「だから全部ダメ」では、一体誰のための何のためのスペースなのか。
今から新たなボール遊び専用の公園を造ることは難しくても、視点を変えることでまだまだスペースは創ることができる。これが私の答えです。
市では現在協議中の屋外スポーツ施設の方針の中で上記の内容を検討することが決まりました。
市の施設は、市民の財産です。財産を有効に使って、一人でも多くの子ども達が思いっきり遊べるスペースを創っていきます。
制限より創造できる社会を!!