9月22日。地元の先輩に声をかけていただき千葉県富津市へ支援ボランティアへ向かいました。
とは言え、特殊な技能や資格を持っている訳でもなく重機が使える訳でもないので、できることは限られていますが、少しでも何かの役に立てればとの思いで、これまでも石巻市、鬼怒川、伊豆大島、熊本など、時間の許す限り現場へ足を運んできました。
今回は今までの災害とは違う点がありました。最たる点は「ほぼ毎年やってくる台風による被害」であることでした。
現地に入り、色々な場面を通して立川市と比較をしていくと幾つか課題が出て来ました。
議会では毎回と言っていいほど「防災」をテーマにした質問が行われています。議会としても注目度の高いテーマの一つです。
今、これまであまり触れられてこなかった「ボランティアセンター」について課題を整理しています。
私もそうでしたが、これまで議会では主には防災計画の内容や避難所運営についてが多かったように思いますが、今回、富津市で感じたことの一つに「ボランティアを受け入れる体制」を考えてみます。
まず第一に「駐車場」です。
現在、立川市がボランティアセンターを立ち上げるのは社会福祉協議会です。そこが被災した場合は、曙町にあるバスターミナルがセンターになる計画です。
しかしこれら施設には何十台も停められる駐車場がありません。
災害ボランティアへ行かれた方であれば分かると思いますが、被災地での移動、食事などは全て自己完結することが基本ですから、ほとんどの方は車で現地へ来ることになります。私の経験上、ダンプで来たり、トレーラーに重機を積んでくる方もいました。ボランティアセンター立ち上げ後、ボランティアを受け入れるために「駐車場」は欠かせません。
しかし先述の通り、立川の防災計画ではその視点が抜け落ちていました。
その他にも、ガレキ処理や防災情報のあり方、保育園での災害時の休園基準などについて、次の12月議会で取り上げようと思っています。