【介助員制度改善に向けて動く】
<避難訓練の日は介助員が大変だから玄関で待たせる。何のための避難訓練だ。介助員を責めるのもいけない。根本から向き合い解決を目指す取り組みを断行中 伊藤大輔>
教育と福祉に取り組むきっかけは、介助員が休むとその子も学校を休まざるを得ない非合理からでした。まだまだやるべきことはたくさんありますが、これをきっかけに介助員制度改善に取り組んでいます。 例えば、介助員の人も子どもが大きくなってくると抱っこするのが大変ですよね。一時間目に避難訓練があることがわかっていると、朝学校に登校したときに、教室に連れて行かず玄関で待たせるのです。教室は二階以上だったりするので、昇り降りが大変なので玄関でサイレンが鳴るのを待つのです。それって避難訓練じゃないじゃないですか。実際教室で授業を受けている時に地震がくるかもしれない。何の為にやっているの? でも、介助員個人を責めるのではなくて、降ろすことができないんだったら、いざという時に迅速に降ろすことができることを考えなければいけない。また介助員のことを考えれば時給も安く、夏休みなどの長期休暇など学校が休みの日は仕事がないわけですから収入も不安定。そうすると抱きかかえることができる体力ある若い男性が理想的ではあるけども、これから家庭を築こうとしている若者が八月は収入ありませんじゃ職としてはやっていけないですよね。根っこを見直さないと。だから雇用の問題の改善に現在取り組んでいます。